itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

29日、週末、月末、年度末が重なるなか、前日の大幅安の影響もあって買い戻しが優勢となって始まった。日経平均株価は下向きの5日移動平均線を上回って始まったあと、わずかに上げ幅を広げる場面があったが維持できずに上値が重たくなった。またTOPIXは5日移動平均線を下回ったまま始まったが、日経平均株価と同様に取引開始後に上げ幅を広げると、下向きの5日移動平均線を上回るなど強含んだ。ただ、両指数ともに強含んだのは取引開始時だけでその後は上値の重たい展開になると、5日移動平均線上を維持できずに割り込んだが、日経平均株価は取引終了時のまとまった買いで5日移動平均線上を回復して終えた。一方TOPIXは届かなかった。また両指数ともに陰線を形成したことに加え、月足も陰線となっている。両指数ともに25日と75日移動平均線のあいだに挟まれて終えており、上下どちらにトレンドが発生するのかが注目される。
（インベストラスト会員向けコメントあり）