itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

8日、NYダウが371ドル高と大幅に上昇して終えたことが好感され、日経平均株価、TOPIXともに買い先行でスタートした。また、両指数ともに下向きの5日移動平均線を上回って始まり、上げ幅を広げる場面があったが、米大統領選挙の投開票を今晩に控え、上値を買う動きが見られず、徐々に上げ幅を縮める展開となった。また午前は両指数ともにマイナスに沈んで、日経平均株価は下向きの5日移動平均線を下回り、TOPIXは上向きの25日移動平均線を下回る場面があった。ただ、積極的に売り込む動きは見られず、両指数ともに下げ幅を縮めて午前の取引を終えると、午後に入って膠着感が強まるなか、TOPIXは小幅高、日経平均株価は小幅安と、結局まちまちで終えた。そうしたなか、両指数ともに下ヒゲ陰線を形成しているが、日経平均株価は下向きの5日移動平均線を上回って終えたものの、TOPIXは押し返され、かろうじて25日移動平均線上を維持して終えた。明日の動向次第では、上下いずれかにトレンドが発生する可能性があり要注目。
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