マーケットコメント


テクニカル分析

2016-09-05

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5日、窓あけて上昇するも、両指数ともに陰線を形成して終了

5日、前週末の雇用統計の結果は予想に届かなかったものの、ドル円が上昇したことや、NYダウが上昇したことを好感して、東京市場も窓をあけ上昇して始まった。日経平均株価、TOPIXともにボリンジャーバンドの+2σを上回って始まると、午前中は高値圏でのもみ合いが続いた。一方午後に入ると、午前中に伸び悩んだことが嫌気され売り優勢となって始まり、徐々に上げ幅を縮めると、日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σを割り込んで終えた。一方TOPIXも同様に伸び悩んだが、上向きに変化した+2σ上を維持して終えており、TOPIXの方は強い上昇トレンドを維持していると考えられそうだ。また、日経平均株価は下向きの200日移動平均線上を維持して終えているが、TOPIXは200日移動平均線に届いていないなど、ここにきてちぐはぐなチャートの形状になっていることに加え、両指数ともに窓をあけて上昇して始まったものの陰線を形成しており、2つの指数の形のずれがどこで解消され、どちらの形に近づくのかが注目される。
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