itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

2日、米経済指標が予想を下回りドル高円安が一服したことを受け、日経平均株価は昨日同様に売り優勢で始まった。取引開始後に日経平均株価は下げ幅を広げると、前日の安値を下回る場面があった。ただ下げ幅を広げ、上向きの5日移動平均線やボリンジャーバンドの＋σに接近したところでは下げ渋り、反発に転じた。一方、TOPIXは取引開始後マイナス圏でもみ合ったあと、日経平均株価より早くプラスに転じ、前日の高値を更新すると、日経平均株価もあと追いかける形で前日の取引時間中の高値を更新した。また午後に入って再び売り物に押される場面がありマイナスになったが、TOPIXは取引終了にかけて持ち直し、陽線で終えると同時に＋2σを上回って終えた。日経平均株価も陽線を形成したが、プラスに浮上できなかったことに加え、ボリンジャーバンドの＋2σには届かなかった。雇用統計の結果にかかわらず、昨日の会員向けコメントで指摘したように、TOPIXが＋2σ上を維持するかどうかが注目される。
（会員向けコメントあり）