マーケットコメント


経済指標

2016-04-01

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1日、3月調査日銀短観は、大企業製造業、同非製造業ともに予想を下回る

1日、日銀が発表した全国企業短期経済観測調査は、大企業製造業業況判断DI(足元)が+6と、予測の+8を下回った。また同非製造業も同+22と予測の+24を下回り、どちらも前回(12月調査)を下回る結果となった。一方、先行きの業況判断についても、同製造業が+3、同非製造業が+17と、それぞれ足元の業況判断DIより3ポイントと5ポイント悪化する見通しになっており、先行きに関しては足元の好調が続いている大企業非製造業でも前回以上に慎重な見方となっている。また設備投資についても、大企業全産業で-0.9%と減少する見込みとなった。さらに想定為替レートについては、2015年度を1ドル117円46銭、上期117円45銭、下期、117円46銭と、前回調査時の2015年度予想の119円40銭(年度)より円高に変更した。ただ、実際のレート(112円台前半)より円安予想となっており、このままの為替水準が続いた場合の今期業績へのマイナスの影響が懸念される。取引開始前の発表で、予想を下回る結果となったことから売り材料となり、東京市場は下落して始まった。
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