itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

14日、日銀が発表した全国企業短期経済観測調査は、大企業製造業業況判断DIが+12と、予測の＋11を上回った。また同非製造業も+25と予測の＋23と、上回ったが、どちらも前回（9月調査）と同じ結果で横ばいだった。一方、先行きの業況判断については、同製造業が+7、同非製造業が＋18と、それぞれ足元の業況判断DIより5ポイントと7ポイント悪化する見通しになっており、先行きに関しては足元の好調が続いている大企業非製造業でも慎重な見方となっている。想定為替レートについては、2015年度を1ドル119円40銭、上期120円84銭、下期、118円00銭と、前回調査時の2015年度予想の117円39銭より円安に変更される結果となった。また、実際のレート（120円前後）より円高予想を維持している。取引開始前の発表だったが、市場への影響はあまり見られなかった。
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