itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

3日、日銀が発表した全国企業短期経済観測調査は、大企業製造業業況判断DI（足元）が＋6と、予測の＋7を下回った。また、同非製造業は同＋18と予測の＋18と同水準だった。ただ、非製造業業況判断DIは、前回調査の＋19を下回り、3期連続の悪化となっている。先行きの業況判断については、同製造業が＋6と前回調査に次いで横ばい、同非製造業が＋16で悪化する見通しとなっている。また設備投資計画については、大企業全産業で＋6.3％で前回の結果を上回ったものの、予想の＋6.5％には届かなかった。さらに想定為替レートについては、2016年度を1ドル107円92銭と、実際のレート（101円台半ば）より円安にしており、このままの為替水準が続いた場合の今期業績へのマイナスの影響が引き続き懸念される。
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