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マーケット情報

2016-04-01

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1日、4日続落。新年度相場のスターとなるも取引終了にかけて売りが膨らむ

1日、本日から新年度入り相場となったが、取引開始前に発表された日銀短観の結果が予想を下回るものだったことから売り優勢となり、東京市場は下落して始まった。また、取引が始まると同時に、為替市場でもドルが売られ、112円台半ばで推移していたドル円が112円05銭まで下落し、225先物の売りにつながり下げ足を速める結果となった。また、為替市場でドル円の下落が止まっても、日銀短観の結果が業績に対する失望につながった模様で下落が止まらず、午後に入って日経平均株価は16,113円をつけるなど、一時645円安となる場面があった。また、株価の戻りらしい戻りも見られず、今日の安値圏で取引を終えた。そうしたなか業種別では33業種全てが値下がりしたが、下落率が大きかったのが、電気機器、電気・ガス、鉱業、機械、証券、商品、ガラス・土石、保険、鉄鋼、輸送用機器、紙・パルプなどだった反面、比較的下落率が小さかったのが、情報・通信、水産・農林、空運、建設、サービス、小売り、食料品などだった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、パナソニックの下落が目立ったほか、そーせいグループ(マザーズ)、サン電子(ジャスダック)、日立なども安かった。一方値上がりは、アカツキ(マザーズ)、グリーンペプタイド(同)、KDDI、ソフトバンクグループ、日経ダブルインバースのみだった。日経平均株価の終値は16,164円16銭、-594円51銭、TOPIXの終値は1301.40ポイント、-45.80ポイント。売買高は概算で25億79百万株、売買代金2兆6,570億円。
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