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2016-03-30

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30日、大幅続落。FRB議長の講演を受け円高に振れたことを嫌気

30日、昨日、配当落ち分を埋められずに終えたなか、イエレンFRB議長の講演で利上げ観測が後退したこと受け、円高ドル安に振れたことが嫌気され、売り先行で始まった。前日113円台半ばで推移していたドル円が、議長の講演を受け、一気に売られ1円以上円高に振れ、112円台後半まで下落したことが重石となった。日経平均株価は17,078円と、前日比小幅安で始まったあと、午前中は17,000円の節目をサポートに下げ渋る展開が続いていたが、午後に入って上値の重たさを嫌気した売りや、112円台半ばで推移していたドル円が、112円20銭まで下落したために売り優勢となり、今日のほぼ安値で取引を終えた。そうしたなか業種別では、33業種全てが下落した。なかでも下落率が大きかったのが、海運、銀行、非鉄金属、紙・パルプ、鉱業、輸送用機器、証券、商品、鉄鋼、卸売、保険などだった反面、比較的下落率が小さかったのは、繊維、小売、サービス、食料品、精密機器、空運などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ジグソー(マザーズ)、ペプチドリームの上昇が目立ったほか、オリンパス、小野薬品も高かった。一方値下がりは、味の素、村田製作所、三菱UFJFG、任天堂、ホンダなどとなっている。日経平均株価の終値は16,878円96銭、-224円57銭、TOPIXの終値は1356.29ポイント、-21.31ポイント。売買高は概算で19億11百万株、売買代金2兆0004億円。
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