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2016-03-16

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16日、続落。円高が嫌気され重石となり、薄商いのなか日経平均は17,000円割れ

16日、FOMCでの金融政策の発表をひかえ、米経済指標がまちまちの結果となるなかNYダウは22ドル高と持ち直して終えていたが、ドル円が一時113円を割り込み112円60銭台まで下落したことが重石となった。日経平均株価は16,981円で始まると、もみ合いとなった。一方、東京市場の取引時間中に、ドル円が買い戻され113円台を回復したことから、下落して始まった225先物も買い戻される展開となり、日経平均株価も17,000円台を回復する場面があったが、買いが続かなかった。また、為替市場では113円台で落ち着いていたものの、昼休中に先物主導で売りが優勢になると、水準を切り下げ、17,000円を挟んだ値動きが続いたが、結局割り込んで終えた。そうしたなか業種別では、空運、水産・農林、食料品、その他金融の4業種が高かった反面、銀行、鉄鋼、証券、商品、保険、海運、電気・ガス、非鉄金属、医薬品など29業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、サイバネットシステム、サイオステクノロジー(東2部)、ジグソー(マザーズ)の上昇が目立ったほか、LITALICO(同)、ソニーも高かった。一方値下がりは、西武HD、JFEHD、三菱UFJFG、みずほFG、三井住友FGなどとなっている。日経平均株価の終値は16,974円45銭、-142円62銭、TOPIXの終値は1360.50ポイント、-11.58ポイント。売買高は概算で18億61百万株、売買代金1兆9,118億円。
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