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マーケット情報

2016-02-29

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29日、円安を好感して始まるも、ドルや上海の大幅下落を受け安値引け

29日、前週末に発表された米10-12月期GDP改定値が、市場予想の前期比年率換算+0.4%を大きく上回る同+1.0%となったことから、ドル円が一時114円台に乗せるなど、ドルが113円台後半で終えていたことが好感され、東京マーケットも上昇して始まった。日経平均株価は、16,300円台に乗せて始まったあと、さらに上げ幅を広げ、16,464円をつけるなど、一時276円高となる場面があった。ただ、113円90銭銭台で推移していたドル円が、取引開始後に下落に転じると同時に1円以上下落したことや、上海総合指数が3%超の下落となっていたことが重なり、日経平均株価は上げ幅を縮めたあと、午後にはマイナスに転じ、下げ幅を広げて取引を終えた。また、日経平均株価、TOPIXともに安値引けとなっている。そうしたなか業種別では、情報・通信、輸送用機器の2業種のみが値上がり。一方値下がりは、石油・石炭、空運、陸運、電気・ガス、食料品など31業種が値下がりとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、マネーパートナーズや信越化学の下落が目立ったほか、キヤノン、日本たばこ産業などが安かった反面、そーせいグループ(マザーズ)、日産自動車、小野薬品、KDDIなどが高かった。日経平均株価の終値は16,026円76銭、-161円65銭、TOPIXの終値は1,297.85ポイント、-13.42ポイント。売買高は概算で24億92百万株、売買代金2兆5,944億円。
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