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2016-02-08

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8日、5営業日ぶりの反発。円安に振れたことが支援材料となり17,000円台回復

8日、前週末の海外市場は、雇用統計の結果、失業率が市場予測の5.0%に対して4.9%と改善したものの、非農業部門の雇用者数が市場予想の19万人増を大幅に下回る15.1万人増となったことが嫌気され、ドル円が乱高下したことに加え、NYダウが211ドル安となったことから、東京マーケットも大幅安で始まった。日経平均株価は16,620円で始まったあと16,552円まで下落し、一時267円安となる場面があったが、ドル円の下落が限定的で、買い戻しが優勢となって円安に振れ、117円に乗せたことが支援材料となり、日経平均株価も下げ幅を縮めた。また、午後に入って117円台半ばまで上昇したことも先物の買い戻しにつながってプラスに浮上すると、一時17,099円01銭をつけるなど、279円高まで上げ幅を広げる場面があった。ただ商いが薄かったために売り物を吸収できず、取引終了にかけて伸び悩んで終えた。そうしたなか業種別では、紙・パルプ、建設、情報・通信、海運、化学、倉庫・運輸など24業種が値上がり。一方値下がりは、ガラス・土石、非鉄金属、証券、商品、石油・石炭など9業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ファナック、KDDI、NTT、大和ハウス、武田薬品などが高かった反面、住友金属鉱山、日本電産、日立の下落が目立った。日経平均株価の終値は17,004円30銭、+184円71銭、TOPIXの終値は1,380.41ポイント、+11.44ポイント。売買高は概算で27億38百万株、売買代金2兆5,991億円。
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