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マーケット情報

2016-02-04

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4日、3日続落。日経平均は一時17,000円台を割り込むも辛うじて維持

4日、原油価格が上昇したことからリスクをとる動きが強まり、NYダウが上昇して終えていたものの、ISM非製造業景況感指数が予想を下回ったことや、NY連銀総裁の発言などから、次回のFOMCでの利上げが難しくなるのではないかといった見方が広がり、ドルが下落して117円台後半まで円高が進んだことが東京マーケットの重石となった。売り先行で取引が始まったあと、日中に117円60銭台までドルが下落して円高に振れたこともあって、日経平均株価は一時17,000円を割り込み、16,941円88銭をつける場面があった。一方、国内の決算発表が進むなか、売り込む動きは限定的で、午後に入って買い戻しが優勢となって一瞬プラスに転じる場面があったが、結局値を保てずに取引を終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、非鉄金属、紙・パルプ、石油・石炭など8業種が高かった反面、小売、水産・農林、保険、医薬品など25業種が値下がりした。また全市場の売買代金上位30銘柄では、シャープの上昇が目立ったほか、ソフトバンクグループ、任天堂、日経ダブルインバースが高かった。一方値下がりは、そーせいグループ(マザーズ)、パナソニック、日立、小野薬品などとなっている。日経平均株価の終値は17,044円99銭、-146円26銭、TOPIXの終値は1,388.81ポイント、-17.46ポイント。売買高は概算で31億28百万株、売買代金2兆8,587億円。
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