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マーケット情報

2016-01-29

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29日、反落。日銀のマイナス金利導入を受け乱高下するも大幅高で終了

29日、前日の海外市場の上昇を受け、東京マーケットは小幅に反発して始まった。取引が始まったあと、日銀金融政策決定会合の結果発表を控え、積極的な買いが手控えられて徐々に上値が重たくなると、マイナスに沈んで午前中の取引を終えた。一方、昼休中に、日銀金融政策決定会合で、マイナス金利導入が決まったことが伝わると、一時17,638円をつけるなど、500円以上上げ幅を広げる場面があったが、上昇が一服すると失速してマイナスに転じ、今度は16,767円をつけ、274円安となるなど、乱高下した。その後、他のアジア市場が堅調に推移していたことなどから、取引終了にかけて再び買いが優勢となり、17,500円台を回復して終えた。そうしたなか業種別では、銀行を除くすべての業種が値上がりした。なかでも、不動産、証券、鉱業、その他金融、建設、食料品、ゴム、その他製品などの上昇率が高かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、住友不動産、三菱地所の上昇が目立ったほか、三井不動産、マツダ、富士重工業、日産自動車が高かった反面、ファナックの下落が目立ったほか、キーエンス、第一生命、三菱UJFFG、三井住友FG、みずほFGが安かった。日経平均株価の終値は17,518円30銭、+476円85銭、TOPIXの終値は1,432.07ポイント、+39.97ポイント。売買高は概算で41億25万株、売買代金4兆4,317億円。
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