マーケットコメント


マーケット情報

2016-01-08

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8日、日経平均株価は、1950年9月の算出来初の大発会から5日続落。

8日、NYダウやナスダック指数など、米国市場で株価が大幅に下落して終えていたことや、円高が進み、NY市場で8月24日以来となる117円33銭をつけたことなどが嫌気され、売り優勢で取引が始まるなか、オプションSQ算出日だったこともあり、取引開始時に売り物が集まった。また、前日の取引終了後に、日経平均株価への寄与度の高いファーストリテイリングが業績の下方修正を発表していたことも、取引開始時の売り圧力につながった。日経平均株価は17,562円で始まったあと17,509円をつける場面があったが、直ぐに切り返す展開となり下げ渋り、10時過ぎに発表された人民元の対ドルの基準値が切り上がったことがきっかけとなり、ドルと225先物に買い戻しが入り、日経平均株価は一時17,975円まで上昇する場面があった。ただ、今晩に米雇用統計の発表を控えていることに加え、国内では3連休に入ることもあり買いが続かず、午後に入ってマイナスに転じると、弱含んだまま取引を終える結果となった。そうしたなか業種別では、ゴム、精密機器、機械の3業種が値上がり。一方値下がりは、電気・ガス、海運、建設、小売り、鉱業、陸運、石油・石炭など30業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、さくらインターネット、ラクーン(マザーズ)の上昇が目立ち、ブリヂストン、ソニー、ダイキン工業も高かった。一方値下がりは、セブン&アイHD、ファーストリテイリング、キヤノン、富士重工業などとなっている。日経平均株価の終値は17,697円96銭、-69円38銭、TOPIXの終値は1447.32ポイント、-10.62ポイント。売買高は概算で25億91百万株、売買代金3兆2,017億円。
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