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マーケット情報

2015-09-28

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28日、日経平均は大幅反落、買いが優勢となるも失速し配当落ち分を埋められず

28日、9月中間決算の配当、優待の権利落ち日となるなか、取引開始時は買い優勢で始まり、一時プラスになる場面があったが、買いが続かず失速する展開となった。また午前は急速に下げ幅を広げたあと下げ渋るといった方向感のない値動きとなったものの、上海総合指数が小幅ながらマイナスで推移していたことや、ドル円が徐々に円高に振れたことも重石となり、午後に入って日経平均株価は17,562円をつけるなど、一時317円安となる場面があった。一方、取引終了間際に買い戻しなどで急速に下げ渋ったが持ち直し切れず、日経平均株価は、結局17600円台で取引を終えた。そうしたなか、業種別では、小売、空運、サービスなど7業種が値上がり。一方値下がりは、紙・パルプ、鉄鋼、商社、証券、非鉄金属など26業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで-0.53%となったほか、三菱商事、三井物産、NTTドコモ、ファナックの下落が目立った。一方値上がりは、ブロードメディア(ジャスダック)、オリエンタルランド、日本航空、ファーストリテイリングなどとなっている。今週は大幅反落でのスタートなったが、週末にアメリカの雇用統計の発表を控えており、利上げの行方が注目されるほか、国内では1日に日銀短観の発表も予定されており、10月相場に向けた方向を探る上で重要な一週間となりそう。日経平均株価の終値は17,645円11銭、-235円40銭、TOPIXの終値は1438.67ポイント、-15.14ポイント。売買高は概算で19億31百万株、売買代金は2兆1,870億円。
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