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マーケット情報

2015-08-13

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13日、日経平均は3日ぶりの大幅反発、TOPIXは取引終了にかけてプラスに浮上

13日、前日の海外市場は横ばいで終えていたことでマーケットへの不安が後退したことから、日経平均株価は前日比ほぼ変わらずで始まった。その後直ぐにプラスに浮上すると、小幅高で推移していたが、中国人民銀行が3日連続で人民元の基準値を切り下げたことで一旦売り込まれ、この日の安値20,306円98銭をつける場面があった。一方、TOPIXは取引開始時からマイナス圏で推移するなど弱含んだまま推移するなか、人民元切り下げの報道を受け、日経平均同様、今日の安値を付ける場面があった。そうしたなか、午前中に中国人民銀行が記者会見を開き、「元は徐々に安定する」と述べたことなどが買い戻しにつながり、午後の取引開始時には日経平均株価は上げ幅を広げて始まると、前日124円を割り込むなど下落していたドル円が徐々に上昇したことも手伝って買い戻しの継続につながり、日経平均株価は202円高で終えた。業種別では、電気・ガス、倉庫・運輸、医薬品、海運、小売など22業種が値上がり。一方値下がりは、銀行、証券・商品、情報・通信、ゴム、輸送用機器など11業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで+2.03%となったほか、ラオックス(東証2部)、東京電力、コーセー、三菱電気、ファーストリテイリングなどが高かった反面、日本電産、ソフトバンクG、三井住友FG、野村HDなどが安かった。日経平均株価の終値は20,595円55銭、+202円78銭、TOPIXの終値は1667.95ポイント、+2.20ポイント。売買高は概算で24億20百万株、売買代金は2兆8,890億円。 
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