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2015-08-12

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12日、NY市場の大幅反落や、連日の人民元の切り下げを嫌気し大幅続落

12日、NYダウが212ドル安と大幅に反落して終えていたことを受け、日経平均株価は88円安と、20,632円で始まったあと、20,600円~700円のあいだでもみ合いが続いていたが、10時15分過ぎごろに中国人民銀行が連日の人民元の切り下げを発表したことから、中国景気や日本の輸出企業の競争力に対する不安から日本株を売る動きが加速し、先物主導で下げ幅を広げる展開となった。また前日のNY市場で125円台に乗せていたが、ドル円が下落に転じ125円を割り込んだことも売り物が増えるきっかけとなり、日経平均株価は一時20,303円02銭をつけるなど417円安となる場面があった。取引終了にかけては下げ渋ったものの、日経平均株価は20,400円を割り込み、2週間ぶりの安値水準となった。そうしたなか業種別では、電気・ガス、情報・通信の2業種が値上がりした反面、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、化学、電気機器、輸送用機器など31業種が値下がりした。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで‐3.17%となったほか、ラオックス(東証2部)、コーセー、JFEHD、の下落が目立った。一方、値上がりは日経ダブルインバース、東京電力、NTTなどとなっている。日経平均株価の終値は20,392円77銭、-327円98銭、TOPIXの終値は1665.75ポイント、-21.85ポイント。売買高は概算で25億39百万株、売買代金は3兆0373億円。
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