マーケットコメント


マーケット情報

2015-06-16

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

16日、日経平均株価は続落、TOPIX、JPX日経400は4営業日ぶりの反落

16日、NYダウが107ドル安となったほか、欧州市場もギリシャ問題の交渉難航が嫌気されて下落したことを受け、東京マーケットは昨日同様に下落して始まった。ただ昨日とは異なり、一旦戻したあと下落幅を広げる展開となった。また、10時半過ぎに参院財政金融委員会に黒田日銀総裁が出席し、10日の衆議院財務金融委員会での実質実効為替レートに関する発言について「名目為替レートへの評価や先行きについて申し上げたわけではない」と伝わると、ドル円が、123円30銭台から80銭手前まで急上昇する場面があったが続かず、上げ幅を縮小すると日経平均株価、TOPIXともに再び下げ幅を広げる展開となった。ただ、昨日に続き薄商いとなるなか売り込む動きは限定的で、今日の安値圏で終えたものの、午前の値幅の範囲内となった。そうしたなか業種別では、電気・ガス、食料品、ガラス・土石、空運の4業種が値上がり。一方値下がりは、銀行、海運、鉄鋼、紙・パルプ、鉱業、機械、証券・商品など29業種だった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで-1.29%だったほか、三井住友トラストHD、三井住友FG、FFRI(マザーズ)の下落が目立った。一方値上がりは、マーチャントバンカーズ(東証2部)、ペプチドリーム(マザーズ)、東京電力、スクウェア・エニックス、日東電工などとなっている。日経平均株価の終値は20,257円94銭、-129円85銭、TOPIXの終値は1639.86ポイント、-12.06ポイント。売買高は概算で19億94百万株、売買代金は2兆2,639億円。
(会員向けコメントあり)