マーケットコメント


マーケット情報

2015-06-09

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

9日、3日続落。裁定解消と見られる売りで後場大幅安

9日、欧米市場の下落やドル円が反落して124円台半ばで終えていたことなどが嫌気され、東京マーケットは下落して始まった。日経平均株価は164円安で始まったあと、20,300円を挟んだ小幅な値動きが14時ごろまで続いたが、14時過ぎになると、昨日の会員向けコメントで指摘した裁定取引の解消とみられる売り物に押され、一気に下げ幅を広げる展開となった。また下げ始めるとほぼ一本調子の値下がりとなり、日経平均株価は360円安で終えた。TOPIXも同様の値動きとなり、今日の安値圏で取引を終えている。そうしたなか業種別では、水産・農林、石油・石炭、電気・ガスの3業種が値上がり。一方値下がりは、保険、ゴム、非鉄金属、紙・パルプ、輸送用機器、鉄鋼、電気機器など30業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで-3.34%となったほか、ガーラ(ジャスダック)、第一生命、損保ジャパン興亜HD、東京電力、富士重工などが安かった。一方値上がりは、モブキャスト(マザーズ)、日経ダブルインバース、NTTの3銘柄のみだった。日経平均株価の終値は20,096円30銭、-360円89銭、TOPIXの終値は1634.37ポイント、-27.62ポイント。売買高は概算で23億66百万株、売買代金は2兆6,627億円。 
(会員向けコメントあり)