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2015-06-04

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4日、上海総合の下落が重石となり一時マイナスに転じるも3日ぶりの反発

4日、欧米市場が上昇して終えていたことや、為替市場でも124円台前半でドル円が推移するなど安定していたことなどが好感され、東京マーケットも3日ぶりの反発で始まった。ただ日経平均株価は20,500円台を回復して始まったあと週末に米雇用統計の発表を控え様子見となり、午前中は狭いんレンジでのもみ合いが続いた。一方午後に入ると、最初は午前と同様にもみ合っていたが、上海総合指数が急落したことなどがきっかけとなり、225先物にヘッジ売りがでて指数を押し下げる展開となった。またドル円も上海総合指数の急落を受けリスク回避と見られるドル売り円買いが膨らみ、ドル円が124円台半ばから前半まで急落したことが嫌気され、日経平均株価、TOPIXともに一時マイナスに転じた。その後、TOPIXは直ぐにプラス圏に浮上、また日経平均株価も取引終了にかけてプラスに転じて3日ぶりの反発で終えた。そうしたなか業種別では、保険、証券・商品、ガラス・土石、銀行、金属製品、空運、建設など17業種が値上がり。一方値下がりは、水産・農林、電気・ガス、ゴム、倉庫・運輸、陸運、サービス、鉱業など16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄ではトップが東京電力で-4.83%となったほか、資金調達を発表した楽天の下落が目立った。一方値上がりは、第一生命のほか、ボルテージ、ガンホーオンライン(ジャスダック)、ガーラ(同)などオンラインゲーム関連銘柄などとなっている。日経平均株価の終値は20,488円19銭、+14円68銭、TOPIXの終値は1673.89ポイント、+3.90ポイント。売買高は概算で24億94百万株、売買代金は2兆6,911億円。
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