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2015-05-28

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28日、27年ぶりの10連騰。日経平均は20,500円台を回復し大商いで終了

28日、NYダウが121ドル高と反発したことや、ドル円が2007年6月以来となる124円台をつけたことなどが好感され、日経平均株価は20,590円と、117円高で始まった。取引が始まったあともみ合いとなったが、10時過ぎごろから買いが優勢となり、20,632円まで上昇する場面があった。また午後に入ってもドル円が上昇して2002年12月以来の水準となる124円29銭をつけたことなどが支援材料となって買いの勢いが続き、12時40分過ぎには20,655円まで上げ幅を広げる場面があった。ただ高値をつけたあとドル円の上昇が一服すると同時に225先物も伸び悩み始めると徐々に上げ幅を縮めた。さらに13時半過ぎから先物のまとまった売りが出ると、前日比ほぼ変わらずとなるまで一気に上げ幅を縮めたものの押し目買いで持ち直し、日経平均株価は1988年2月10日~27日までの13連騰以来となる10連騰で取引を終えた。そうしたなか、業種別では、銀行、保険、ゴム、輸送用機器、その他金融、電気・ガスなど17業種が値上がり。一方値下がりは、水産・農林、サービス、情報・通信、非鉄金属、紙・パルプなど16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、東京電力がトップで+6.16%だったほか、みずほFG、東京海上HDの上昇が目立った。一方値下がりは、双日、三井不動産、アルプス電気、オリエンタルランド、ソフトバンクの5銘柄のみだった。日経平均株価の終値は20,551円46銭、+78円88銭、TOPIXの終値は1672.76ポイント、+11.43ポイント。売買高は概算で31億19百万株、売買代金は3兆2,639億円。
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