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2015-05-11

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11日、大幅続伸。NYダウの上昇や中国の利下げを好感

11日、先週末の米4月雇用統計で、失業率が5.4%と0.1%低下するなか、非農業者部門の雇用者数は22.3万人増と予想の23万人増に届かなかったが、利上げ時期が年後半にずれ込むのではないかといった見方が広がり、NYダウが267ドル高となった。このNYダウの上昇を好感して東京マーケットも大幅高で始まり、取引開始直後に19,679円をつけるなど一時300円値上がりする場面があった。一方、買いが一巡すると、決算結果の発表を控え徐々に上値が重たくなる場面があったが、先週末の中国の利下げを受けた他のアジア市場が堅調に推移していたことなどが支えとなり、日経平均株価は19,600円台を回復して取引を終えた。そうしたなか業種別では、石油・石炭、卸売、倉庫・運輸、非鉄金属など30業種が値上がり。一方値下がりは精密機械、保険、銀行の3業種のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三菱UFJFGがトップで-1.22%となったほか、シャープ、東芝の下落が目立ち、オリンパス、ユニチャーム、任天堂なども安かった。一方値上がりは、ガーラ(ジャスダック)、ミネベア、東京エレクトロン、村田製作所などとなっている。日経平均株価の終値は19,620円91銭、+241円72銭、TOPIXの終値は1598.33ポイント、+10.57ポイント。売買高は概算で28億93百万株、売買代金は2兆8,468億円。
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