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2015-05-01

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1日、まちまち。海外市場の下落を嫌気して続落で始まるもドルの上昇が下支え

1日、米週間新規失業保険申請件数が26.2万人増と2000年4月以来15年ぶりの低水準になったことや、米4月シカゴPMIが52.3(予想50.0)、同消費支出が0.4%増と2ヵ月連続のプラスになったことなどから6月利上げ説が意識されNYダウは195ドル安となった。またこのNYダウの下落が重石となり東京マーケットは小幅安で始まり、日経平均株価は小幅安で推移するなど弱含むと同時に幅広い銘柄に売り物が出て、TOPIXは下げ幅を広げる展開となった。一方、米経済指標の好結果を受け米長期金利が上昇し2%台をつけたことがドル買いにつながり、東京マーケットでも119円50銭台で推移していたことが日経平均株価の下支えとなった。さらに取引終了にかけてドル円が20銭ほど上昇し119円80銭に接近したことから225先物の買い戻しが優勢となって下げ幅を縮め、日経平均株価は結局プラスに浮上して終えた。一方TOPIXは戻しきれず続落で終えた。そうしたなか業種別では食料品、医薬品、非鉄金属、ガラス・土石の4業種が値上がり。一方値下がりは、不動産、倉庫・運輸、金属製品、海運、電気・ガス、銀行、陸運など29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、FPG、富士通の下落が目立ったほか、三菱UFJFG、パナソニックも安かった。一方、値上がりは、コロプラ、日東電工、日本たばこ産業などとなっている。日経平均株価の終値は19,531円63銭、+11円62銭、TOPIXの終値は1585.61ポイント、-7.18ポイント。売買高は概算で22億31百万株、売買代金は2兆6,073億円。
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