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マーケット情報

2015-04-30

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30日、月末最終日は500円を超す値下がりとなり大幅安で終了

30日、米1-3月期GDPが予想+1.0%(前期比年率換算)を大幅に下回る+0.2%(同)となり、NYダウが74ドル安となったことなどを受け、CMEの225先物(円建て)の終値19,805円にさや寄せする形となり売り先行で始まった。また先週末に、上場来初の最終赤字となる前期決算を発表した武田薬品などが売り気配となったことも重なり、取引が始まったあとも下げ幅を広げた。一方、日銀金融政策決定会合が開かれるなか、結果発表を前に買い戻す動きが見られ午後の取引開始後には下げ幅を縮める場面があったが、13時過ぎに現状維持と伝わると売り直され、午前の安値を下回る展開となった。さらに225先物の売りが止まらなかったことも下落拍車をかけ日経平均株価は一時19,502円61銭をつけ、556円安となるなど下げ幅が拡大した。一方14時半過ぎごろから一旦下げ渋る場面があったが、為替市場でドル円が下落に転じ、119円台からFOMCの結果発表直前の水準である118円50銭まで円高に振れたことが重石となり、日経平均株価は結局500円超値下がりして取引を終える結果となった。そうしたなか業種別では、海運、鉱業の2業種が値上がり。一方値下がりは、情報・通信、精密機械、食料品、化学、保険、その他金融、陸運、サービスなど31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで-5.41%となったほか、リコー、信越化学、ホンダ、NTTドコモ、KDDIが6%超と下落が目立った。一方値上がりは、ガンホーオンライン(ジャスダック)、日経ダブルインバース、TDKなどとなっている。日経平均株価の終値は19,520円01銭、-538円94銭、TOPIXの終値は1592.79ポイント、-34.64ポイント。売買高は概算で27億19百万株、売買代金は3兆4,727億円。
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