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2015-04-20

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20日、続落。NYダウの下落や円高を嫌気して始まるも中国の利下げで下げ渋る

20日、ギリシャの債務問題に対する懸念や中国の空売り規制緩和などが不安要因となり、NYダウが279ドル安となったことや、ドル円が118円台後半まで下落したことなどが嫌気され、東京マーケットは続落で始まった。また、日経平均株価は一時19500円を割込んで19,474円23銭をつけるなど、178円安となる場面があった。ただ、19日に中国人民銀行が預金準備率を1%引き下げると発表していたことから売り込む動きは見られず、直ぐに切り返すと、先物の買い戻しなどで日経平均株価、TOPIXともに下げ幅を縮める展開となった。また上海総合指数が朝方のマイナスからプラスに転じたことも買い戻しが優勢となるきっかけになり、両指数ともに一時プラスに浮上して推移するなど持ち直す場面もあったが値を保てず、取引終了にかけて売り物に押され結局小幅安で終えた。そうしたなか業種別では、空運、医薬品、海運、食料品、電気機器の5業種が値上がり。一方値下がりは、不動産、金属製品、証券、その他金融、ガラス・土石、卸売、水産・農林など27業種で、銀行は変わらずとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで-0.30%となったほか、SUMCO、三菱地所、野村HD、三井不動産など安かった反面、武田薬品、パナソニック、ソニー、日本航空などが高かった。日経平均株価の終値は19,634円49銭、-18円39銭、TOPIXの終値は1582.68ポイント、-6.01ポイント。売買高は概算で20億84百万株、売買代金は2兆3,350億円。
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