マーケットコメント


マーケット情報

2015-04-16

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16日、円高を嫌気して売り先行で始まるも、資源や金融業種が下支え

16日、NYダウが75ドル高となったものの、ドル円が119円前後で終えていたことなど、まちまちの値動きとなったこと受け、東京マーケットも前日比ほぼ変わらずで始まった。取引が始まったあと、日経平均株価、TOPIXともに上昇してプラス幅を広げる場面があったが、買いが一巡すると売り優勢となった。また、ドル円が前日のドル売りの流れが続き、118円79銭まで下落したことも重なって、日経平均株価は、一時19,742円をつけるなど、127円安となる場面があったが、ドル円が前日のNY市場の安値118円78銭で下げ止まって反発に転じると、日経平均株価も徐々に下げ幅を縮める展開となった。また、原油価格の落ち着きで資源関連株が上昇して値を保っていたことや、銀行株など金融株の上昇でTOPIXが午後1時過ぎにプラスに転じると、日経平均株価も徐々に下げ幅を縮め、取引終了にかけてプラスに浮上して終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、銀行、石油・石炭、鉄鋼、紙・パルプ、保険、その他金融など25業種が高かった。一方値下がりは、空運、精密機械、小売、化学、サービスなど8業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで+0.29%となったほか、ブロードバンドタワー(ジャスダック)、シャープ、任天堂、三井住友FG、みずほFGなどが高かった反面、明治HD、花王、ソニー、ファナック、ファーストリテイリングなどが安かった。日経平均株価の終値は19,885円77銭、+16円01銭、TOPIXの終値は1599.42ポイント、+10.61ポイント。売買高は概算で25億40百万株、売買代金は2兆8,158億円。
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