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マーケット情報

2021-09-30

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30日、終日上値が重く、東京市場は4日続落で取引終了

30日、前日が大幅安となったこともあって、反発が期待された東京市場は小幅高で始まったが上値が重く、しばらくもち合ったあとじわじわと下げ幅を広げて前日の安値を下回り、中国の経済指標が予想を下回ったと伝わると先物主導で売りが広がり、日経平均は29,311円をつけるなど一時232円安となる場面があった。一方、前日の安値を下回った水準では日銀のETF買いに加え、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の解除に伴う景気回復への期待もあって買い戻しや押し目買いが入ると、下げ幅を縮める展開となって一時プラスに浮上したものの上値が重く、結局4日続落で終える結果となった。そうしたなか業種別では、陸運、医薬品、小売、その他製品など10業種が値上がり。一方値下がりは、海運、輸送用機器、電気・ガス、ゴム、非鉄金属、鉄鋼など22業種、変わらずが、ガラス・土石となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、上位3社に明日から日経平均採用となる村田製作所、キーエンス、任天堂となったほか、ファーストリテイリング、塩野義、JR東日本などが高かった。一方値下がりは、川崎汽船が-11.63%、商船三井が-10.53%、日本郵船が-9.53%と下落が目立ったほか、レーザーテック、トヨタ自動車、東洋製缶GHDなどが安かった。日経平均株価の終値は29,452円66銭、-91円63銭、TOPIXの終値は2,030.16ポイント、-8.13ポイント。売買高は概算で15億51百万株、売買代金4兆3,914億円。
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