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マーケット情報

2021-09-22

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22日、続落、一時プラスに浮上するも警戒が続く格好となり売り物に押されて終了

22日、米国市場がまちまちで終えるなか、中国不動産大手恒大グループの資金繰り不安への警戒が続き、日経平均は小幅安で始まったあと、売り物に押されて下げ幅を広げる展開となった。その後日経平均は29,573円をつけ一時265円安となるなか、10時過ぎに一部報道で恒大グループが23日に期限を迎える利払いを実施すると伝えられたことから買い戻しが入り、小幅なプラスに浮上したものの買いが続かず、マイナスに沈んで午前の取引を終えた。一方、昼休み中に2日間開催された日銀金融政策決定会合の結果、大規模緩和の継続が伝えられたほか、上海総合指数が小幅なプラスに浮上したものの、午後の取引が始まってからも東京市場の売り圧力は弱まらず、続落で終える結果となった。そうしたなか業種別では海運、不動産、鉱業の3業種が値上がり。一方値下がりは、卸売、食料品、機械、化学、金属製品など30業種となっている。また全市場売買代金上位30銘柄では、川崎汽船、第一三共、ソフトバンクG、ファーストリテイリングなどが高かった反面、ダイキン工業、日本電産、三井物産、ファナック、信越化学などが安かった。日経平均株価の終値は29,639円40銭、-200円31銭、TOPIXの終値は2,043.55ポイント、-21.00ポイント。売買高は概算で12億03百万株、売買代金2兆8,901億円。
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