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2021-09-15

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15日、米国株安が重石となり東京市場は4営業日ぶりの反落で終了

15日、米国株安が重石となった。米主要3指数が揃って下落して終えていたことが嫌気され、東京市場は反落して始まった。日経平均は30,500円を割り込んで始まり、しばらくもみ合っていたが、中国の経済指標発表時間にかけて売り込まれて下げ幅を拡大した。また日経平均は30,347円をつけるなど一時322円安となる場面があったが、中国の指標が発表され予想を下回る結果と伝わると、悪材料が出尽くしとなり買い戻しが入って一気に下げ幅を縮めて午前の取引を終えた。さらに午後には30,573円をつけ96円安まで値を戻したが、他のアジア市場で香港ハンセン指数が軟調に推移していたことやドルが売られて109円台半ばまで下落したことなども重石となり、4営業日ぶりの反落で終えた。なお、今日の午後に北朝鮮が飛翔体(ミサイル)を発射したと伝わったが、市場への売り圧力はほとんど見られなかった。そうしたなか業種別では海運のみが上昇。不動産、証券・商品、金属製品、繊維、非鉄金属、鉄鋼、鉱業など32業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、サインポストが+55.60%と上昇が目立ち、川崎汽船、エムスリー、レーザーテックなどが高かった反面、プレミアムアンチエイジング(マザーズ)が-12.88%と下落が目立ち、ソフトバンクG、SUMCO、HOYAなどが安かった。日経平均株価の終値は30,511円71銭、-158円39銭、TOPIXの終値は2,096.39ポイント、-22.48ポイント。売買高は概算で12億05百万株、売買代金3兆1,502億円。
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