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マーケット情報

2021-09-09

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9日、9営業日ぶりの反落、終日軟調な値動きとなるもかろうじて3万円維持

9日、昨日、日経平均は3万円台を回復し、およそ半年ぶりの高値水準となったが、朝方から利益確定売りに押される展開となった。日経平均は3万円を割り込んで始まると、一旦買い戻されて3万円台を回復したものの上値が重く、小幅な値動きで午前の取引を終えた。一方午後に入ると、戻りの鈍さが嫌気されたことに加え、他のアジア市場がまちまちだったことから再び売りが優勢になると午前の安値を下回り、29,909円をつけるなど一時271円安となる場面があった。ただ、ワクチン接種が進んでいることによる景気回復への期待から売り込む動きは見られず、そのまま下げ渋ると、かろうじて3万円台を維持して終える結果となった。そうしたなか、業種別では、電気・ガス、食料品、不動産、水産・農林の4業種が値上がり。一方値下がりは、空運、ゴム、機械、医薬品、その他金融、輸送用機器、倉庫・運輸など29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、東京電力HDが+11.03%と上昇が目立ち、レノバ、三菱商事、ソフトバンク、アドバンテストなどが高かった反面、レーザーテック、資生堂、日本電子、塩野義製薬、日本航空などが安かった。日経平均株価の終値は30,008円19銭、-173円02銭、TOPIXの終値は2,064.93ポイント、-14.68ポイント。売買高は概算で12億60百万株、売買代金3兆0761億円。
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