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マーケット情報

2021-08-31

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31日、日経平均は大幅続伸で月末下落のアノマリーが崩れ28,000円台を回復

31日、月末の取引最終日となるなか、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は5日移動平均線を下回って25日移動平均線上で始まり、その後25日移動平均線を下回る場面があった。ただ、売りが一巡すると買い戻されて25日移動平均線上を回復したが、上向きの5日移動平均線に押し返されて終えるなど午前中は上値が重たかった。一方午後に入ってプラスに浮上すると、一気に水準を切り上げて5日移動平均線上を回復すると同時に28,000円台を回復し、ボリンジャーバンドの+1σを上回り、+2σに接近して終えた。そうしたなかTOPIXも一時上向きの5日移動平均線を下回る場面があったが、午後に入って日経平均と同様に上げ幅を広げる展開になると、ボリンジャーバンドの+1σに加え+2σも上回る場面があったが、上ヒゲを形成し+2σに押し返されて終えた。続いて日経500だが、+2σを上回って+3σに接近したあと押し返されて上ヒゲを形成したが、上向きに変化した+2σを上回ったまま終えている。今日の上昇で11ヵ月続いた月末下落のアノマリーがようや崩れる格好となっているが、これらの3指数の上昇が明日以降も続き、トレンドが発生するかが注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)