itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

30日、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演を受け、NYダウなど米主要3指数が上昇して終えていたことが好感され、東京市場は窓をあけて買い先行で始まった。日経平均は25日と5日移動平均線を一気に上回って始まり、8月25日の高値を上回ったところで上昇が一服すると売り物に押される展開となった。また、5日と25日移動平均線を下回って上げ幅を縮める場面があったが、午後に入ってからもち直し、5日と25日移動平均線上を回復すると同時に下ヒゲ陰線を形成して終えた。またTOPIXも窓をあけて、5日と75日移動平均線を一気に上回って始まると、取引開始早々に売り物に押されて5日移動平均線に接近する場面があったが、取引終了にかけて持ち直すと買い優勢が続き、8月25日の高値を上回ると同時に高値引けとなっている。そうしたなか、日経500も下ヒゲ陽線を形成して高値引けとなり、8月の終値ベースの高値で終えている。明日は月末となるが、月末下落のアノマリーが崩れて下落の流れが変わるのかが注目される。
（インベストラスト会員向けコメントあり）