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マーケット情報

2021-08-17

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17日、反発して始まるも、薄商いのなか上値が重く安値引けで終了

17日、前日の大幅安の反動や米国市場でダウとS&P500が5日連続で過去最高値を更新したことなどが好感され、東京市場は反発して取引が始まった。日経平均は27,600円台を回復して始まり、27,750円をつけるなど一時227円高となる場面があった。ただ高かったのは取引開始時だけで、直ぐに伸び悩むと売り圧力が強まり小幅高まで上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。午後に入ると、前日の終値を挟んだ狭いレンジでの小動きとなっていたが、他のアジア市場で、香港ハンセンや上海総合などが下げ幅を広げて午後の取引がスタートしたことなどが警戒につながると、日経平均、TOPIXともに売り圧力が強まり今日の安値で終えた。そうしたなか業種別では、海運、倉庫・運輸、医薬品、食料品、保険、卸売など6業種が高かった反面、空運、鉄鋼、石油・石炭、その他金融、非鉄金属、鉱業、不動産など27業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日本郵船がトップで+0.72%となったほか、プロルート丸光(ジャスダック)が+15.87%で上昇が目立ち、川崎汽船、富士フイルムHDなどが高かった。一方値下がりは、フェローテック(ジャスダック)が-7.37%と下落が目立ち、JFEHD、日本製鉄、エムスリー、日本航空などが安かった。日経平均株価の終値は27,424円47銭、-98円72銭、TOPIXの終値は1,915.63ポイント、-9.35ポイント。売買高は概算で9億54百万株、売買代金2兆0684億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)