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マーケット情報

2021-08-16

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16日、国内の感染拡大やアフガニスタンの地政学リスクの高まりなどが売り材料

16日、取引開始前に発表された4-6月期GDPは予想を上回ったが、週末のあいだも国内の新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることや、アフガニスタンで反政府武装勢力タリバンが首都を掌握したと伝わるなど、地政学リスクが高まっていることからドルが売られ109円台前半をつけたことなどが売り材料となり、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は171円安で値がついたあと急落して27,500円を割り込むと、中国の経済指標の発表前に一旦買い戻される場面があったが、経済指標の結果が予想を下回ったことから再び売り圧力が強まり、27,427円をつけるなど一時549円安となる場面があった。午後に入ってからは下げ渋ったものの、戻しきれず今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、海運、空運の2業種のみが値上がり。一方値下がりは、紙・パルプ、倉庫・運輸、サービス、その他金融、非鉄金属、石油・石炭、卸売、輸送用機器などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、プロルート丸光(ジャスダック)が+16.45%と上昇が目立ったほか、スノーピーク、富士フイルム、日経ダブルインバース、日本郵船などが高かった反面、リクルートHD、日経平均ブル2倍などのETFや日本電産、ファーストリテイリングなどが安かった。日経平均株価の終値は27,523円19銭、-453円96銭、TOPIXの終値は1,924.98ポイント、-31.41ポイント。売買高は概算で10億36百万株、売買代金2兆3,230億円。
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