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2021-08-12

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12日、米株高を受けて始まるも買いが続かず伸び悩み、5営業日ぶりの反落

12日、米7月消費者物価指数の伸び率が鈍化したことを受けインフレ懸念が後退し、NYダウとS&P500が連日で過去最高値を更新したことが好感され、東京市場も買い先行で取引が始まった。日経平均は100円ほど上昇して始まると、そのまま上げ幅を広げて28,279円をつけるなど一時209円高となる場面があったが、買いが一巡すると伸び悩み、上げ幅を縮める展開となった。また、午後に入ってからは他のアジア市場がマイナスで推移していたことや、上値の重たさを嫌気した売りものに押されると、日経平均はマイナスに沈み5営業日ぶりの反落で取引を終えた。そうしたなか業種別では、海運、鉱業、非鉄金属、化学など19業種が値上がり。一方値下がりは、陸運、空運、水産・農林、電気機器など14業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日本郵船がトップで+2.54%となったほか、川崎汽船、第一三共の上昇が目立ち、SMC、商船三井も高かった。一方値下がりは、楽天G、東芝、SUMCO、アドバンテストなどとなっている。日経平均株価の終値は28,015円02銭、-55円49銭、TOPIXの終値は1,953.55ポイント、-0.53ポイント。売買高は概算で10億44百万株、売買代金2兆2,384億円。
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