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マーケット情報

2021-07-08

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8日、大幅続落、取引終了間際のまとまった売り物に押され安値引け

8日、欧米市場は揃って上昇して終えていたものの、国内では東京都に4度目の緊急事態宣言が発令されるのではないかといった見方が広がり、上値の重石となった。日経平均は小幅安で始まったあと、徐々に下げ幅を広げる展開となり160円程のマイナスで午前の取引を終えた。また、他のアジア市場で、香港ハンセン指数や上海総合指数などが下落して推移していたことに加え、時間外のNYダウの先物がマイナス圏で推移していたことが嫌気されると、昼休み中の225先物がさらに下げ幅を広げたことを受け、午前の安値を下回って午後の取引が始まった。その後もみ合ったが、取引終了にかけてまとまった売り物が出て今日の安値で終える結果となった。ETFの分配金捻出にともなう換金売りが出たとみられ、売買代金が膨らんでいる。そうしたなか業種別では機械のみが値上がり。一方値下がりは、鉱業、その他製品、空運、その他金融、繊維など32業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂が売買代金トップで―5.31%となったほか、日本電解(マザーズ)、日本航空、ホンダ、小松製作所、東京エレクトロンなどが安かった反面、ダイキン工業、レノバ、日経ダブルインバース、KDDI、日立の5銘柄が高かった。日経平均株価の終値は28,118円03銭、-248円92銭、TOPIXの終値は1,920.32ポイント、-17.36ポイント。売買高は概算で11億44百万株、売買代金2兆6,089億円。
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