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マーケット情報

2021-07-01

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1日、朝高後売り物に押され、日経平均は4日続落、TOPIXは3日続落で終了

1日、朝方は米国市場でNYダウが続伸したことやS&P500が過去最高値を連日で更新したことに加え、取引開始前に発表された6月調査の日銀短観で、大企業製造業、非製造業ともに前期比で改善したことが好感され、東京市場は反発して取引が始まった。ただ、日経平均は小幅高で始まったあと買いが続かず、上げ幅を縮めてマイナスに沈むと、取引時間中に発表された6月の中国の製造業PMIが前月より低下したことなどから、上昇が続いていた海運株など中国関連とされる業種の一角が売られ、28,624円をつけるなど一時166円安となる場面があった。一方午後に入ると薄商いのなか売り込む動きは見られず、下げ渋って終える結果となった。そうしたなか業種別では、空運、鉱業、保険、紙・パルプ、機械など12業種が値上がり。一方値下がりは、海運、情報・通信、金属製品、建設、不動産、電気・ガスなど21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ラオックス(東証2部)が+34.2%、日本電解(マザーズ)が+14.31%と上昇が目立ったほか、東芝、ニトリHDなどが高かった反面、ベイカレントコンサルティング、三菱電機の下落が目立ち、日本郵船、SUMCOなども安かった。日経平均株価の終値は28,707円04銭、-84円49銭、TOPIXの終値は1,939.21ポイント、-4.36ポイント。売買高は概算で8億33百万株、売買代金1兆9,862億円。
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