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マーケット情報

2021-06-18

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18日、小幅続落、TOPIXの下落が目立ち、日経平均は取引終了間際に売られて終了

18日、米国市場でダウは続落したものの、ナスダックが上昇して終えるなど、バリュー株を売り、グロース株を買う流れが東京市場にも波及した。日経平均は反発して始まったが、TOPIXは小幅安で始まるなどまちまちとなった。取引開始後、日経平均はプラス圏でもち合いとなったが、TOPIXは下げ幅を広げたあと、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控え一旦買い戻されて午前の取引を終えた。一方、午後に入ってからの戻りが鈍く、上値の重たさが嫌気されてバリュー株の利益確定と見られる売りがTOPIXを押し下げたことに加え、日銀金融政策決定会合の結果が現状維持と伝わると、サプライズがなかったことから材料出尽くしで売り圧力が徐々に強まり、日経平均も上値が重たくなって両指数ともにマイナスに沈み、今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、精密機器、その他製品、電気機器、電気・ガスの4業種が値上がり。一方値下がりは、海運が-6.70%と下落目立ち、鉱業、空運、保険、鉄鋼が3%以上の下落率となったほか、29業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、エーザイがトップで+5.92%となったほか、日本電産、SUMCO、任天堂などが高かった反面、日本郵船が-7.69%と下落が目立ったほか、トヨタ自動車、三井物産、日本航空、三井住友FGなどが安かった。日経平均株価の終値は28,964円08銭、-54円25銭、TOPIXの終値は1,924.50ポイント、-16.50ポイント。売買高は概算で15億12百万株、売買代金3兆5,356億円。
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