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2021-06-04

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4日、まちまち。ハイテク株売りで日経平均は3日ぶりの反落、TOPIXは4日続伸

4日、米経済指標の結果が予想を大きく上回る結果となり、米長期金利が上昇したことがハイテク株の売りにつながり、東京市場にその流れが波及した。値がさハイテク株が売り先行となったことから日経平均は29,000円を割り込んで始まると、28,764円をつけるなど一時293円安となる場面があったが、売りが一巡すると下げ渋った。また買い戻しが優勢となって下げ幅を縮めると、午後に入ってから29,000円に接近したものの買いが続かず、2営業日ぶりに29,000円を割り込んで終えた。一方、TOPIXは自動車や海運などのバリュー株の買いが続いたことからわずかにプラスとなり4日続伸で終えた。そうしたなか業種別では、紙・パルプ、海運、石油・石炭、鉄鋼、繊維、輸送用機器など21業種が値上がり。値下がりは、サービス、情報・通信、電気・ガス、不動産など12業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、JR九州、日立、トヨタ自動車などが高かった反面、プレミアアンチエイジング(マザーズ)の下落が目立ち、エムスリー、ファナック、JR東日本、東京エレクトロンなどが安かった。日経平均株価の終値は28,941円52銭、-116円59銭、TOPIXの終値は1,959.19ポイント、+0.49ポイント。売買高は概算で10億56百万株、売買代金2兆3,678億円。
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