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マーケット情報

2021-05-13

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13日、大幅安で3日続落、日経平均は3日間で2,000円超の下落幅

13日、4月の米消費者物価指数が予想を上回る大幅な上昇となったことがインフレへの懸念につながり、米10年債利回りが上昇したことを受け、NY市場でダウなど主要3指数が大幅安となったことが嫌気され、東京市場も売り先行で始まりまった。日経平均は28,000円を割り込んで始まったあと下げ幅を広げるなか、前日までで1,400円近く値下がりしていたこともあり27,500円の手前で下げ渋ると、27,600円を挟んだ狭いレンジでのもみ合いを続け午前の取引を終えた。また午後に入ると、午前中の下げ渋りを受け買い戻す動きから下げ幅を縮めてスタートしたが、戻りの弱さに加え香港や上海など他のアジア市場も大幅安となっていたことから売り圧力が強まり、日経平均は27,385円をつけ一時762円安となるなど下げ幅を広げ、そのまま今日の安値圏で終える結果となった。そうしたなか業種別では、紙・パルプ、ゴム、その他金融など6業種が値上がり。一方値下がりは、精密機器、情報・通信、電気機器、サービス、その他製品、鉱業など27業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソフトバンクGが連日のトップで-7.77%となったほか、ネクソン、日本電気、マネックスGがそれぞれ-14.35%、-14.05%、-10.50%と下落が目立ち、日経レバレッジETF、楽天225ダブルブルなどが安かった反面、セブン&アイHD、日経平均ベア、日経ダブルインバースなどが高かった。日経平均株価の終値は27,448円01銭、-699円50銭、TOPIXの終値は1,849.04ポイント、-28.91ポイント。売買高は概算で14億08百万株、売買代金3兆0523億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)