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2021-05-12

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12日、反発して始まるも値を保てず日経平均は一時720円安となるなど大幅続落

12日、NY市場でダウが金利上昇への警戒の高まりから利益確定売りに押されたことや、ナスダック、S&P500が続落で終えていたものの前日の大幅安で一旦織り込む格好となり、東京市場は小幅な反発で取引が始まった。日経平均は103円高で始まると上げ幅を広げ、28,831円をつけるなど一時222円高となる場面があった。ただ買いが一巡すると直ぐに売り物に押される格好となり、しばらくしてマイナスに沈んだ。またマイナスに沈んだあと28,400円を挟んだせまいレンジでの値動きとなったが、午後に入って午前の安値を下回ると、下げ止まりへの期待が失望に変わって一気に売り物に押されて28,000円を割り込み、720円安となる場面があった。取引終了にかけて買い戻しで下げ幅を縮めたものの戻しきれず、28,000円台前半で終えた。そうしたなか業種別では、保険、ゴムの2業種が値上がり。一方値下がりは、海運、石油・石炭、鉄鋼、卸売り、機械、紙・パルプ、不動産など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソフトバンクGがトップで、-3.45%となったほか、日産自動車が-10.04%と下落が目立ち、伊藤忠、ダイキン工業、SUMCOなどが安かった反面、日経ダブルインバース、トヨタ自動車、日立、マネックスGなどが高かった。日経平均株価の終値は28,147円51銭、-461円08銭、TOPIXの終値は1,877.95ポイント、-27.97ポイント。売買高は概算で15億29百万株、売買代金3兆4,014億円。
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