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2021-05-11

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11日、4日ぶりの反落、東京市場は米グロース株安の流れが続き大幅安で終了

11日、NY市場でダウなど主要3指数が下落して終えるなか、グロース株とされるナスダック総合指数の下落率が2.55%と、売りが目立った流れが東京市場にも引き継がれる格好となった。日経平均は279円安で始まると、しばらくして急激に下げ幅を広げる展開となり29,000円を割り込んだあとはほぼ一本調子で下げ幅を広げ、800円超値下がりして午前の取引を終えた。また午後に入ってからも下げ止まらず、あっさり午前の安値を下回ったあと株価が戻らなかったことから日銀のETF買いへの期待が後退すると、28,535円をつけるなど一時982円安となったが、その後は買い戻しで下げ渋って安値圏で終えた。そうしたなか業種別では海運のみが上昇。一方値下がりは、機械、精密機器、情報・通信、ガラス・土石、その他金融、電気機器、サービスなど32業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソフトバンクGがトップで―6.51%となったほか、マネックスGが-7.08%と下落が目立ち、日経レバレッジ、日経ダブルブルなどのETFが安く、パナソニック、レーザーテック、アドバンテストなどが安かった反面、日経ダブルインバースが+6.45%と上昇が目立ち、日本製鉄、日本郵船、塩野義製薬など6銘柄のみが高かった。日経平均株価の終値は28,608円59銭、-909円75銭、TOPIXの終値は1,905.92ポイント、-46.35ポイント。売買高は概算で12億89百万株、売買代金2兆9,567億円。
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