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マーケット情報

2021-04-30

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30日、月末下落のアノマリーが継続、取引終了にかけて下げ幅を拡大して終了

30日、月末で大型連休入り前となるなか、東京市場はまちまちで始まった。日経平均は29,000円を割り込み小幅安で始まったあと一旦もち直して29,000円台を回復する場面があったが、買いが続かず上値の重たさを嫌気した売り物に再び押される展開となった。また午後に入ってから他のアジア市場が軟調で推移していたことや、連休入り前のポジション調整と見られる売りが膨らみ下げ幅を拡大すると、日経平均は28,760円をつけるなど一時293円安となる場面があったが、取引終了間際に買い戻しが入り下げ幅をわずかに縮めて終えた。月末下落のアノマリーが8ヵ月継続する格好となったほか、売買代金が膨らみ3兆円を上回った。そうしたなか業種別では、海運、鉄鋼、陸運、空運など13業種が値上がり。一方値下がりは、輸送用機器、ゴム、ガラス・土石、機械、電気機器など20業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソニーGがトップで―7.71%となったほか、ブイキューブ、ZHDの下落が目立ち、日本電産、ダイキン工業などが安かった。一方値上がりは、サイバーエージェントが+15.28%、日立金属が+11.87%と上昇が目立ったほか、富士通、日本郵船、日立などが高かった。日経平均株価の終値は28,812円63銭、-241円34銭、TOPIXの終値は1,898.24ポイント、-10.82ポイント。売買高は概算で13億50百万株、売買代金3兆1,104億円。
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