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マーケット情報

2021-04-23

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23日、反落、米増税発表を受けた株安が嫌気され一時大幅安となるも下げ渋り

23日、米バイデン大統領が、富裕層を対象にキャピタルゲイン課税を引き上げるとしたことが米国の取引時間中に伝わり、NYダウなど主要3指数が下落して終えていたことが嫌気され、東京市場も売り先行で始まった。日経平均は29,000円を割り込んで始まり、その後28,770円をつけるなど一時417円安となる場面があったが、売りが一巡すると下げ幅を縮める展開となった。週末で売りポジションを買い戻す動きもあり日経平均は29,000円台を回復して下げ幅を152円まで縮める場面があったが、午後に入ってからは小動きとなり、戻しきれずに下落して終えた。そうしたなか業種別では、空運、陸運、ゴム、不動産、電気・ガスなど11業種が値上がり。一方値下がりは、鉄鋼、機械、石油・石炭、非鉄金属、金属など22業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日本電産がトップで-5.12%となったほか、ネオマーケティング(ジャスダック)、ステラファーマ(マザーズ)、gumi、マネックスGなどの下落が目立った反面、キヤノン、GDレーザ(マザーズ)、日経ダブルインバース、ソニーGなどが高かった。日経平均株価の終値は29,020円63銭、-167円54銭、TOPIXの終値は1,914.98ポイント、-7.52ポイント。売買高は概算で9億55百万株、売買代金2兆0044億円。
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