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2021-03-29

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29日、3日続伸、一時400円高となるも米投資会社の損失に関する報道で伸び悩み

29日、前週末のNYダウやS&P500が過去最高値を更新していたことが好感され、東京市場は大幅高で始まった。日経平均は前週末比300円超値上がりして始まり、利益確定売りに押される場面があったが、3月期決算企業の権利付き最終売買日だったこともあって押し目買いが入ると、午後には29,578円をつけるなど一時401円高となる場面があった。その後しばらくして、米投資会社の損失に関係して、朝方の野村HDの発表に続いてクレディ・スイスも大きな損失が発生する可能性があると発表したことを受け、24円高まで上げ幅を縮める場面があった。ただ取引終了にかけて権利取りの買いや配当の再投資と見られる買いが入り、もち直して終えた。また商いも3.7兆円と大幅に膨らんでいる。そうしたなか業種別では、小売、ゴム、機械、電気機器、化学、サービスなど20業種が値上がり。一方値下がりは、証券、商品、空運、その他金融、銀行、水産・農林など13業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、東京エレクトロン、花王、オリエンタルランドなどが高かった反面、野村HDが米投資会社の損失に関係していると発表したことから-16.33%と下落が目立ち、マネックスG、三菱UFJFG、ソフトバンクGなどが安かった。日経平均株価の終値は29,384円52銭、+207円82銭、TOPIXの終値は1,993.34ポイント、+9.18ポイント。売買高は概算で18億26百万株、売買代金3兆7,153億円。
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