itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

24日、米国株安や新型コロナウイルスの変異種の感染拡大で景気回復への懸念が高まり、東京市場は窓をあけて売り先行で始まった。日経平均は前日の安値を下回って始まると、しばらくもち合っていたものの、上値の重たさが嫌気されると下げ幅を広げる展開となった。また、午後に入ってからも売り圧力の強さが続き、午前の安値を下回ると、上向きの75日移動平均線を下回る場面があったが、わずかに上回って終えた。またTOPIXも窓をあけて下落して始まり、上向きの25日移動平均線を下回ると、午後に入って下げ幅を縮める場面があったが、戻しきれず25日移動平均線を下回ったまま終えた。さらに日経500も上向きの75日移動平均線を下回って終えている。そうしたなか、日経平均は3月8日の終値を下回って終えており、ダブルトップが完成する格好となっている。明日以降、各移動平均線上を回復できるかが注目される。 
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