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2021-03-04

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4日、大幅反落、日経平均は一時800円超の下落幅となるも買い戻され下げ渋る

4日、米国市場で長期金利が再び上昇傾向を示したことから、NYダウなど主要3指数が揃って下落して終えていたことが嫌気され、東京市場も売り先行で始まった。日経平均は360円安で始まった後、29,100円を下値にしばらくもち合いが続いていたが、上値の重たさから売り物に押される展開となり、29,000円まで下落して午前の取引を終えた。また、午後に入ってからは、他のアジア市場が大幅安で推移していたことに加え、時間外のNYダウ先物が下げ幅を拡大していたことなどが売り材料となって、さらに下げ幅を広げると、日経平均は28,711円をつけるなど一時848円安となる場面があった。一方で、下げ幅が800円を超えたところでは、押し目買いや日銀のETF買いへの期待から買い戻す動きが活発となり、下げ幅を縮めて終える結果となった。そうしたなか業種別では海運、不動産、銀行など7業種が値上がり。一方値下がりは、非鉄金属、情報・通信、その他製品、空運など26業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ファーストリテイリング、ソフトバンクG、ZHDなどが安かった反面、新規上場の宝町ケミカル(ジャスダック)が+20.2%、日立造船が19.48%と上昇が目立ったほか、三井住友FG、日立が高かった。日経平均株価の終値は28,930円11銭、-628円99銭、TOPIXの終値は1,884.74ポイント、-19.80ポイント。売買高は概算で12億85百万株、売買代金2兆7,612億円。
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