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2021-02-16

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16日、日経平均は30年半ぶりの高値を更新するも急速に伸び悩んで終了

16日、国内でも17日から新型コロナウイルスのワクチン接種がスタートする見通しとなり、ワクチン接種の進展への期待から買い先行で始まった。その後は先物主導で水準が切り上がり、午前は30,500円台に乗せて終えた。また午後に入ってからも、春節の休場明けとなった香港市場が堅調に推移していたことや、ドル円が上昇して105円63銭をつけるなど円安が進んだことも先物買いを誘う格好となり、30,714円をつけるなど一時630円高となる場面があった。ただ、14時半過ぎごろから225先物にまとまった売り物が出て急速に伸び悩むと、224円高まで上げ幅を縮めたが持ち直し、30年半ぶりの水準を更新して終えた。TOPIXは7日続伸となり、1991年6月以来の水準で終えている。そうしたなか業種別では、銀行、非鉄金属、海運、その他金融、その他製品など24業種が値上がり。一方値下がりは、金属、輸送用機器、ガラス・土石、水産・農林など9業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、GDレーザ(マザーズ)が値幅制限いっぱいまで買われ+20.27%と上昇が目立ったほか、KAIZENPF(同)、BASE(同)、ソフトバンクGも高かった。一方値下がりは、ファーマフーズ、チェンジ、トヨタ自動車などとなっている。日経平均株価の終値は30,467円75銭、+383円60銭、TOPIXの終値は1,965.08ポイント、+11.14ポイント。売買高は概算で14億09百万株、売買代金3兆0252億円。
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