マーケットコメント


マーケット情報

2020-12-17

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17日、小幅続伸、反落して始まるも、個別株物色が活発で指数を押し上げて終了

17日、朝方は、FOMCの結果を受けアメリカ株がまちまちで終えていたことや、為替市場でドル円が103円台前半まで下落していたことなどが嫌気され、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は取引開始後に26,676円をつけるなど一時81円安となる場面があったが、売りが一巡すると徐々に買い戻しが優勢となってわずかにプラスに浮上して午前の取引を終えた。一方午後に入ってからも小幅高で推移していたものの、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が800人を上回ったと伝わると、上げ幅を縮める場面があるなど上値が重たくなったが、巣ごもり関連などの個別株物色が活発だったことから指数を押し上げ、結局小幅高で終える結果となった。そうしたなか業種別では、その他製品、情報・通信、海運、電気機器、精密機器など11業種が値上り。一方値下がりは、空運、鉄鋼、陸運、不動産、建設株、ガラス・土石、ゴムなど22業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂がトップで+6.61%となったほか、BASE(マザーズ)が+11.50%、かんぽ生命が+10.05%と上昇が目立ち、ルネサスエレクトロニクス、キーエンス、富士通などが高かった反面、三桜工業が-15.61%と下落が目立ち、富士フイルムHD、ANAHDなどが安かった。日経平均株価の終値は26,806円67銭、+49円27銭、TOPIXの終値は1,792.58ポイント、+5.75ポイント。売買高は概算で11億40百万株、売買代金2兆5,456億円。 
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